矯正症例⑩(過蓋咬合)
過蓋咬合の治療例(術前・術後)と解説
年齢・性別 | 20代女性 |
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治療期間 | 2年11ヵ月 |
抜歯 | あり(上顎左右第一小臼歯、右上・下顎左右智歯) |
治療費(税込) | 880,000円 |
備考 | ブラケット矯正 |
リスク・注意点 | ・治療後の保定装置の装着を使用しないと、後戻りしてしまう可能性が高くなります。 ・矯正治療中の歯の移動による痛みは、個人差があります。 ・治療中は、噛み合わせの違和感などを感じる場合があります。 |
矯正担当 | 日本矯正歯科学会認定医 宮下 貴代 |
問題点
・上顎前歯の舌側傾斜
・右側第二小臼歯、第二大臼歯の鋏状咬合(歯がすれ違っている状態)
・左上側切歯矮小
治療説明
前歯のねじれと犬歯が目立つことを治したいと治療を希望されました。 治療はブラケット装置装着前に上顎にはパラタルアーチ、下顎には拡大装置を入れ、まずは鋏状咬合の改善を行いました。
その後、下顎の前後的な位置に変化がないかを確認し、ブラケット装置による治療を開始しました。 左上の側切歯の大きさが小さかったため、そのバランスを整えるために下の前歯はIPR(歯の間を少し削る処置)を行い、左上側切歯は虫歯の詰め物の材料で形態修正を行いました。
前歯の噛み合わせは後戻りを考慮して浅めで終了しております。 治療終了から2年経過しましたが、患者さまのご協力もあり良い状態を維持できております。